(HSC寄りの娘)小学校4年生ひとり休み時間と友達

こんにちは、りみです。友達とのトラブルですが、我が家のHSC寄りの娘にとって友達関係はとっても大事な問題で、私たち親はいつも状況を注視し、近づき過ぎずに見守ってきました

HSCの子供にとって、一人でも安心できる友達がいることが精神の安定にとっても重要だということを知りました。そうはいっても、親が友達を作ってあげるわけにはいかず中学年ともなると、仲間や親友を作り出す年齢です。自我がでて娘の周りでも、トラブルが多くなっていきました。

さて、結果としてですが、HSC寄りの娘は思い返すと中学年も「楽しかった」と思えているようです。そして、現在高学年の娘は毎日、楽しい~!と登校しています。積み重ねの成長が、高学年につながっていったのかなと思います。この記事では、一人の休み時間からの脱却を含め、家族とのかかわりをお伝えしていこうと思います。

目次

突然、仲間に入れなくなった

友達に突然冷たい態度を取られた

もともと、そこまで仲間を作ることはしなかった(できなかった)HSC寄りの娘ですが、クラス替えのタイミングでもともとの同じクラスだった子たちと、休み時間などをなんとなく一緒に過ごしていたようです。

ところがある時、休み時間にその子たちのところに行くと、一人の友達が「なに?」と娘に向かって冷たい態度をとってきたようです

HSCじゃなくたって、衝撃だし悲しいですよね。

本当はその仲間の中に大好きなお友達もいたのですが、次第に距離をとり、休み時間は自分なり考えて行動するようになりました。

冷たくされた子のところに無理に行かないと決めたことは重要だったと思います。

休み時間の過ごし方

読書をする

その子がいるグループのところへは、なかなか行かれなくなりしばらくは家から本を持って読書をしているようでした。娘は本が大好きなので、その時間はそれなりに楽しかったようで「あっという間に休み時間が終わるの。気が付くと授業開始のチャイムがなるよ」とニコニコして言っていました。

本の世界に入り込めるのは素晴らしいなと思います

折り紙をする

読書と同時に折り紙でスイーツづくり(?)などをしていました。折り紙の本が家にあり、これをみながら色々なスイーツを作っていると、話しかけてくる子や、一緒にやりたいと言ってくる子がいて、その時間を楽しく過ごしていました。

自分なりに考えてその時間を楽しいものにしていく力をつけていたようです

読書をしていると、話しかけてもらえないと思ったのか、折り紙に変えたことで、友達と交流がでてきて楽しい休み時間を過ごすことができたようです

親が関わったこと

子どもをよく観察しておく

子どもを見ていると、何かあったな・・と感じますよね。娘は分かりやすい性格なのもありすぐに学校で何か辛いことがったなと察しました。条件反射で、「何かあったの??」「どうしたの??」と聞きたい私。本当に聞きたくて聞きたくて、でもこちらのタイミングで聞いたら子供は「何でもない」と言ってしまいます。親に悟られたくないという思いなのか、恥ずかしいと思っているのかそのタイミングでは決して言いません。なので、私は聞きたい気持ちをグッと堪えておやつの準備などしながら、他の話題を明るく話したりしました。(実際は出来ていたかは?ですが)

聞きたくて、手で口を押えて我慢しました(こまった親)

愚痴大会を開催する

我が家では、他人に対しての愚痴や不満を家庭内でとことん言って、お互いの味方になる!という方法をとってストレス発散と心の安定を求めてやっています。最後には「あの人も、ああだからこうだったのかもね」と意外と前向きな発言で終わるのもポイントです。

娘に何かあったかなぁ・・と思う時は特に愚痴大会やろう!と提案してみます。もちろん私自身の愚痴を何か用意して(笑)私のために開催してーというスタンスです。

夕飯の時に始まった愚痴大会ですが、ここで話を聞けるときもあれば、「うーん・・・どうしようかなぁ・・・やっぱりいいや」という感じで終わるときもあります。

ええええ・・・

そんな時はもちろん、「なんでなんでー?」「本当はなんかあったでしょー」なんで聞きません。聞きたいけど。

夜に女子トークで話を聞く

本当に言いたくないという時もあります。そんな時は話したくなるまで待つか、もしくは聞かないほうが良いと思っています。自分で解決したい、まさに色々考えて解決策を模索している最中だからです。

何かあったなぁ・・という日は夜の時間をゆっくり過ごすようにしています。お風呂上りにマッサージをしてあげたり、アロマを焚いて「女子会しよう!」みたいな雰囲気を出してみます。娘はワクワクして「いいねぇ」と喜んで乗ってきてくれるので今はこの方法を使って心の内を聞いてみます。

娘の気持ちを知る

アロマを焚いて、好きなお茶を用意して、手をマッサージしてあげたり、少し電気を暗くして。そうすると、娘は話し始めます。話始める・・というより手紙でやり取りをしています。話していると感極まってきっと、泣いてしまうから。

数日前に辛かったこと、悔しかったこと、悲しかったこと。「どうすればいいかなぁ?」と私にアドバイスを求めてくるときもあります。まずは受け止めて「頑張ったね」とギュっとしてあげます

娘は大抵、泣いちゃいます。やっぱりつらかったんだね・・

アドバイスというより娘の意向をきく

アドバイスというより、娘はどうしたいのかということを聞くようにしていました。そうすると、おのずと二人でこうしよう、こうするといいね、とだんだん方向が見えてきたり、解決策だけでなく考え方などを変えていく必要に気が付いたりします。最後にはすっきりして、娘の顔色も良くなっていくのが分かります。

最大限の味方になる!だけで心が軽くなる

話し終わった後、本当に顔色が変わってきました。状況も辛さもすぐには解決できないことがほとんどです。特にお友達関係は、相手があってのことだから。

だけど、自分には見方がいるんだ!と思うだけで、心が強くなっていくのだと思います。明日はこうしてみようという強い心が、徐々に娘を成長して行ったのかなと思っています。

担任の先生に話しておく

子どもの教育は、学校と家庭の連携だと思っています。学校の先生は一人ひとりの生徒のことをすべて把握するわけにはいきません。なので、担任の先生に今の娘の状況を話しておくのはとても有効だと思います。

もちろん、先生に要求することはしません

「こういうことがあって、今娘はこうしようと頑張っていますので、お伝えしておきます」というだけですが、大きなイジメに発展していかないためにも必要なんじゃないかと思っています。大抵の先生からは「ご連絡ありがとうございます。注意してみておきますね」という言葉をいただいてとても感謝しております。

HSC寄りの娘を守るために

ゆっくりと成長を手助けする

こうして、悩みや不安があった時にHSC寄りの娘は必要以上に大きく受け止め、悲しみを倍増させがちになります。過保護ではなく、小学校生活で繊細な心が傷つき過ぎないように、この先の人生を楽しめるように少しずつ成長させるためにも、親の私たちは大切な小学校生活において、適切に関わっていくことが必要だと思っています。

冒頭のお話しの「読書をして楽しい」や「折り紙でスイーツを作る」などは娘が自分で考えて始めたひとり時間の過ごし方でした。結果的に、その休み時間が寂しいものから「本の世界に入れる楽しい時間」や、「クラスメイトが話しかけてくれるきっかけになった折り紙タイム」となっていったわけです。その後、娘は折り紙で話しかけてくれた子たちと友達になり、好きなシリーズの小説を薦めたりしてさらに仲良くなりました。さらには冷たい態度を取ってきた子とも普通に話せるぐらいになっていきました。

HSC寄りの娘を理解するために

私は小学校3年生の時にHSCという気質を知りました。それはある本がきっかけとなったのですが、まさにドンピシャで、これは娘のことだと思い腑に落ちました。

HSCの子育てハッピーアドバイス HSC=ひといちばい敏感な子 [ 明橋大二 ]

子どもの敏感さに困ったら読む本 児童精神科医が教えるHSCとの関わり方 [ 長沼 睦雄 ]

もちろんこれが全てではないですか、この本を読んで理解を深めて行動することによって今の生き生きと小学校生活を楽しんでいる娘があるのは事実です。

それから、娘が役になった折り紙の本!一応ご紹介しておきますね。見た目がカラフルで可愛いので注目を浴びたようです。


皆様のお子さんが、楽しい小学校生活を送れますように。我が家でも娘が心身ともに強く、少しずつ成長をしていくよう、見守っていきたいと思います。

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