(HSCの子育て)低学年の友達関係と親が出来ること

こんにちは、りみです。前にもお話ししたのですが、うちの娘はHSCの傾向があります。HSC(Highly Sensitive Child)5人に1人はいると言われている「とても繊細な子」です。

今回は、繊細さんな娘の低学年の時の友達関係について、我が家の場合どうだったか・・・をお話ししていこうと思います。結論から言えば「低学年は何とかなった」ということでした。小学校に入学前から「友達100人出来るかな」なんて、ハードルの高いCMが昔は流れていたりして、子供のワクワクよりも親の方が不安でいっぱいだったりしたのですが、まずわが子に言い聞かせていた言葉があります。

素敵なお友達ができるといいね!友達の数が大事なんじゃないよー

うちの子も「繊細さんかな?」と思ったら是非チェックしてみてくださいね。

目次

気になる小学校での友達関係

友達が多い方が偉いの?

まぁ、そうはいっても子供というのは100人作る気満々でいるわけです。そして、小学校に入ると友達多いことを誇らしげに話してくる子供が多いのも事実だし、根拠のない「友達多い方が偉い」という感覚は昔から根付いているものだと思います。

実際、友達が多い方がいいのかな

そんな風に思ってしまうことがあります。ママ友から「うちの子はすぐに友達できて・・」とか「誰とでも友達になっちゃうのよ」と聞くと、友達ができないという心配をしなくていいという羨ましさがどしても出てきてしまったのも事実です。

でも実際は、友達がいるとかいないとかは二の次で、わが子が寂しい思いをしないでほしい・・と思う親心です。

友達は、むりやり数を増やすものでもないし数が多ければ良いというわけじゃないと、大人になれば分かることですよね。焦らなくていい、ゆっくりじっくりと、気が合う友達が出来てくれればそれでいいと思っています。きっと、我が子を思う親はみんなそう願っているのではないでしょうか。

ひとりはつらいことじゃないと教える

HSCの子供だけではなく、環境が変わり生活が変わり、心身ともに大きな変化があって毎日学校に行くだけでも大変だし、とってもすごいことですよね。人見知りやHSCの子にとっては特に毎日が緊張の連続なわけです。

じっくり、ゆっくり友達作ればいいって思っていたはずなのに、そんなわが子についつい「友達できた?」と聞いてしまう親は少なくないと思います。そしてあれだけ「素敵な友達が出来ればいいね」とプレッシャーをかけないようにと考えていた私ですら、じわじわと友達出来たか探る始末

ごめーん、どうしても気になってしまって・・・

子供は頑張っているんですよね。親の私が心を落ち着かせるためには「子供は今頑張っているんだ」と陰ながら見守ることだと、ぐっと堪えて毎日前のめりにならないように子供の話に耳を傾けていくことかなと思いました。

これは、私の反省です。

のちに、娘が中学年になった時に思ったことは「楽しいと思えるひとり時間を作ること」それを教えてあげることだと思いました。「ひとりはかわいそうじゃない、寂しいことじゃない」そう思えたら読書や、折り紙、お絵描きだって充実した時間に早変わりするんですね。

関わった子と仲良くなる

身近な子と仲良くなる低学年

個人面談のときに、先生に言われました。「くるみちゃんは特定のお友達というよりは、その場に居る子とお話ししたりしていますよ」ということでした。

良かった!それなら心配することもないわ

先生がおっしゃるには、低学年のお子さんはその場でかかわりを持った子どもどうし、例えば席が近かったり背の順だったり、何かのグループが一緒だったりで、仲良くなったりすることが多いとのことです。

確かに!そんな感じですね。

多少の洗礼は受けることになる(成長の過程)

小学校で社会生活を学んでいるわけです。HSCだからとか、人見知りだからという理由ですべてを守ってあげられるわけもなく、また強くなってほしいという思いもあります。

娘が低学年の時、当然モヤモヤすることが多々ありました。おとなしいが故に起こるもどかしさがありました。

  • ジャンケンは相手が勝つまでやらされる(理不尽)
  • モノを取られてジャンケンして取り返さなくてはならない(理不尽)
  • はないちもんめで残りがち(しょんぼり)
  • 欲しいものがあっても、強い子にとられてしまう(ジャイアン方式)
  • やりたくて立候補しても、多数決は友達の多さで決まってしまう(理不尽)

低学年は理不尽の塊だったりします・・・

親がアシストしてあげる

理不尽の塊の低学年の時期、特にHSCの子供は繊細に感じ取ってしまいがちです。この状況を馴染めないと判断して、今後の学校生活が絶望に変わったりしないように、親が方向を示して、アシストしてあげてもいいかなと思っています。

たとえば他のお友達どうしがみんなで遊んだとか、誰かの家で遊んだよ、なんて聞くとその場に呼ばれていないわが子を不憫に思ったりしませんか。そんな時は、少しひと肌脱いでアシストしてあげるのもいいと思います。

お友達の保護者と顔見知りになる

子どもから聞くお友達のママに学校公開などで自分から声をかけてみます。私はその結果、そのお母様に大変喜ばれました。特に低学年のうちはほかの保護者の方も不安でいっぱいなんだと思います。

後からあの時は本当に嬉しかった!と言ってもらえました

そうしてそのママと知り合うことで、子供どうしの約束が簡単に取り付けるようになりました。おかげで、低学年の時はそうしてママを通じてお友達を自宅に呼んだり、お出かけ(公園ぐらいですが)できるようになりました。相手のお子様の保護者と知り合うことで、安心して自宅で遊ばせることも、気軽に誘うこともできるようになるのは、とても良かったです。

ちなみに、私はライン交換をしたのですが、声かけとしては「娘がいつも仲良くしてもらっているようで、ありがとうございます。」と話しかけてしばらくは学校での子供たちの様子などをお話しします。そうしていく中で、とても友好的な方だなと思えたら「今度一緒に遊びたいので、よろしければライン交換させていただけますか?」と、伝えました。

中には話しかけた段階で、怪訝そうな顔をされる方もいらっしゃいます。その時はスッと身を引きます(6年間で1人ぐらい?)

ですが、こうしてクラスに一人でも、学校以外で遊べる友達ができることは、本当に心強いことだと思います。

親自体が人見知り・・・

お友達の保護者に声をかけて、結構な確率で「私自身が人見知りで・・・」とおっしゃる方がいます。確かに私が声をかけたことを大変喜んでくださり、私が声を掛けなかったら、未だに話せなかったとまで言われたこともありました。

声をかけて良かった・・・

つまり、声をかけられない保護者自信が人見知りのかたは、我が子の友達関係をどうしたらいいのかなと考えました。

連絡帳などで先生にお願いするのはどうでしょう

昨今、プライバシーの保護の観点から、連絡網が存在しなくなりました。つまり他の保護者との連絡は、先生を介してのみになります。

逆をいえば先生を介して保護者と連絡を取ってみるのがベストではないでしょうか。連絡帳に「仲良くしている〇〇さんの保護者さまによろしくお伝えください。」や、「今度、娘が〇〇ちゃんと日曜日に遊びたいと言っています。先方の保護者の方に連絡を取りたいのですが・・」と先生にお願いしてみると案外簡単に連絡を取り合えたりします。

わが子の友達関係で悩んでいるのであれば、勇気をもって先生にお願いしてみる方法もいいかもしれませんね。

個人面談で話しておく

わが子の場合、HSCという気質があり共感しすぎてしまい、他のお友達が叱られていても、自分の事のように心が苦しくなってしまいます。娘が低学年の時にはこの気質を知らずにいたので伝えるのがとても難しかったのですが、繊細で、人見知りで、と娘の特徴を(エピソードなどを)伝えていきました。先生に伝えてあるというだけで、安心感につながった気がします。

親の安心が、子供の安心につながると思っています

まとめ

低学年の子供は、社会生活の入り口に立って色々なことを経験し、学んでいきます。失敗もたくさんします。つまづきもします。ですが大きな心の傷だけは避けて通りたいと願っています。その先の小学校生活のためにも、心の成長のためにも、親の私たちが日々を遠くから大きな心で見守り、時にはアシストをしていくことも大事だなと思いました。

  • 友達出来た?と聞かない(プレッシャーを与えない)
  • 一人でも楽しいと思わせてあげる(読書や折り紙、お絵描きなど)
  • 子どもは社会生活を学んでいるんだと、大きな心で見守っている
  • 友達の名前は憶えておく。保護者会、学校行事で保護者に挨拶をする、知り合う
  • 友達と学校以外でも遊べるようにする
  • 多少のトラブルに親は出ていかない(先生におまかせ)
  • 個人面談でわが子の相談や性格など細かい話を伝える

こんな感じでしょうか・・・

ちなみに、娘の低学年はやはり仲良くなった子もいましたが、高学年になった今はその子とは仲良くしていません。低学年の時に出会った子は気が合う・・・・というよりは、席がたまたま近かったり同じ班だったりと、刹那的だなと思いました。

2年生の時に「りみ子ちゃん大親友!」と言っていた子は、3年生になってほかの子と大親友になり、娘はフワッとその事実を自分なりに消化していました。

それも成長だね

みなさんのお子さんが、素敵なお友達関係が築けますように。トラブル、モヤモヤはあって当たり前と思うと少し、気が楽になりますね。

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