こんにちは。小6のお子さんをお持ちの保護者の方は、「夏の天王山」と言われる夏休みをどう過ごすか、もやもや、焦っていたり不安に思っていたりしませんか。
絶対楽しむ中学受験!とスローガンを掲げていた我が家でも本当にこれでいいのかな?と思いながらも、夏を乗り切りましたが結果的には夏の過ごし方が良かったなと思っています。超難関校を目指すようなお子さまには通用しないスケジュールかも知れませんが(経験がないので分からない・・・)、中堅校(Ý偏差値45~55)を目指す娘にはとてもいい夏だったと振り返っています。
中学受験 子供と作る夏休みのスケジュール
まず最初にやること
一番最初にやることは、スケジュール表を用意するということ。見やすいスケジュール表を作って親子で把握していくことが大事でした。
私はこちらをA3に拡大コピーして使用していました。中学受験最短合格ノート (AERA with Kids Book) [ 安浪京子 ]ですが、自作でも全く問題ありません。見やすければオッケーです。さて、いよいよスケジュールの中身を作っていきます。
塾の夏期講習などのスケジュール確認
夏休みと言えば、夏期講習。受験と言えば夏期講習。まずは、日程の確認です。塾でかなりのスケジュールを抑えられてしまっているので、把握と覚悟が必要になってきます。
しかし!塾から勧められる単科講習や強化講習の講座には参加しませんでした
夏期講習、それに関係する宿題など時間を取ります。塾のある日は5時間ほど塾の勉強に費やされます。また、模試などのテストが組み込まれていたりするので、先に物理的なスケジュールを抑えていきます。
過去問スケジュール
人によっては、合格は過去問が全て!と言っている方も多くいます。確かに、合格への近道はその学校が出している問題の把握が大事ですよね。我が家も過去問はたくさんやりました!
過去問は秋からという塾もあるようですが、相応の実力が付いたなら6年生の夏には過去問に取り掛かるのはいいと思っています。
そして、過去問はしんどい。実際の本番さながらに時間を計り、休憩時間も同じように入れていました。娘の希望で・・・。飲み物も休憩時間のみ。
真面目な娘は厳密です・・・
塾のない日を狙って、過去問をばらまいていきます。第一志望校(過去5年~8年)それ以外の学校は過去3年ぐらいは遡ってやっていました。問題傾向を一度も見ないままの受験は、危険ですよね。ただ、秋以降、本格的に過去問はやりますので、ここで解けなくても心配いらないよ、と何度も先生に言われました。
塾に過去問スケジュールを作ってもらえたら一番いいですね
基礎固めのために朝のルーティンと夜はゲーム形式
もう、わが家ではこれが一番良かったと思います。難しい問題集は塾でやるとして、とにかく自宅学習は基礎固めと過去問に注力しました。
基礎固めのスケジュールは、朝晩です。それは、夏休みだろうが塾があろうが無かろうが、朝は漢字と計算ドリル(難しすぎないもの)を行い、夜は暗記の理科や社会をやり続けました。
学校ある日は6時起き。夏休みは7時起きぐらいで、漢字と計算(30分ほど)
夜は寝る前に暗記ものをカードか、一覧表を作って答えていくという方法。家族でゲーム形式にやることもよくありました。最後の方には〇✕のチャイムまで買って、盛り上がっていましたよ。暗記ものは毎日少しずつやることで、定着していったと思います。
寝る前の1時間は暗記して、その後ゲーム形式でアウトプットをするということをしていました。
習い事・部活動のスケジュール
我が家は受験の直前まで、部活動・習い事をしていました。家で練習等は必要ありませんでしたが、部活動ではほぼ毎日朝練があり、学校へ早朝から通っていました。
すごかったなぁ・・・娘の体力。と思いますが、それがいいバランスを保っていたとしか思えません。塾の先生に習い事はやめなくていいよと言われたことを、今でも感謝しています。
息抜きのスケジュール
息抜きなのに、スケジュールというとがんじがらめなイメージですが、我が家では息抜きを必ずしていました。毎日、30分程度を数回。
夏にはまだゲームやYouTubeも見ていましたね。その時間は次のスケジュールまでの間、隙間時間に「やっていい?」「いいよん」というやり取りで進めていました。
帰省・旅行・お出かけ・遊びのスケジュール
6年生の夏休み。我が家では旅行や帰省は出来ませんでした。しかし・・・写真を振り返ってみると充実した夏休みだったなと思わずにはいられません。
- 近所の夏祭りに行く(3回)
- お友達と遊ぶ(数回)
- お友達とお泊り会
- 習い事の発表会とその練習
- 遊園地で1日遊び倒す
- アミューズメントパークへ行く
はっきり言って、驚きました!こんなことしてたんだと思って。普段通りの夏休みのようです。何なら、それよりも充実していた雰囲気です。
ただ、よくよくスケジュールを見てみると、忙しい勉強の合間に予定を入れていたということが分かりました。
- 近所の夏祭りに行く(3回) ➡ 塾の前や後に塾のお友達と1,2時間程度
- お友達と遊ぶ(数回) ➡ 塾の始まる前に一緒に宿題もしつつ、お昼ごはんやゲームを少々
- お友達とお泊り会 ➡ 受験しないお友達と遊園地で遊び倒した後にウチに泊めた
- 習い事の発表会とその練習 ➡ これは頑張りました(朝練と塾のあとに合流など)
- 遊園地で1日遊び倒す ➡ 1日まるまる遊びはこの日だけ
- アミューズメントパークへ行く ➡ 午前中の早い時間に家族で3時間ほど
ある意味、息抜きまでよく頑張りました。こんなにスケジュールこなせないと思うかも知れませんが、積極的に息抜きを取った方が、かえって効率よく勉強に迎える気がしました。
学校の宿題はいつやるか
中学受験をする子供たちもその保護者も、ジワっとのしかかる問題だと思います。地味に大変な漢字練習帳、絵日記、自由研究、算数ドリルなどでしょうか。
我が家では、夏休み始まる前に着手し、ドリル系は1日か2日ぐらいで終わらせてしまいました。そして、自由研究は歴史をまとめたり、都道府県をまとめたりすると、受験にも役立ちいいのかなと思います。
当然、小学校の宿題をするスケジュールを組み込んでおきます。
中には、親がやっているという話もちらほら聞きましたが、私はやりません。娘もすでに分かっている漢字を何度も書くドリルにぐったりしていましたが、「すごくきれいに書かなくてもいいから頑張れ」と言って終わらせました。
具体的なスケジュール表
夏休み中の我が家のスケジュール表です。
- 7時 漢字と計算ドリル(簡単なもの)を30分程度
- 8時 身支度&朝食
- 9時~12時半 塾
- 13時 昼食 息抜き
- 15時~17時半 塾の宿題 ➡終わったら休憩と息抜き
- 18時半 夕飯(テレビ)
- 20時 お風呂 アイス食べたりおしゃべりしたり息抜き
- 21時 暗記タイム~(社会か理科)(暗記のアウトプット)
- 22時半 おしゃべりタイム&就寝
息抜き多いな・・・
午後の塾の時は逆転になります
また、1日塾の時もあり、その時は朝晩のルーティンのみです。
- 7時 漢字と計算ドリル(簡単なもの)を30分程度
- 8時 身支度&朝食
- 9時半 過去問(4教科)休憩いれて、全てやり切るのと4時間ぐらい
- 13時半 昼食と休憩
- 14時半 宿題 ➡おやつと息抜き
- 16時 過去問(2科)休憩入れて2時間ぐらい
- 18時 休憩&夕飯(テレビ)
- 19時半 やり忘れた宿題、苦手な科目の克服(親がみる)
- 21時 お風呂
- 21時半 暗記タイム~(社会か理科)(暗記のアウトプット)
- 22時半 おしゃべりタイム&就寝
このほかに、部活がある日やそれ以外で予定もあったので、家での勉強は基礎固めと寝る前の暗記がメインでした
苦手な科目や分からないことは、基本的には塾で教えてもらいますが、自宅で私たちが見ることもあります
まとめ
基本的に、我が家での夏休みの過ごし方は塾での勉強以外は、過去問と基礎固め。これがメインだったなと思います。
息抜きで数時間お祭りにいったり、お友達と遊んだり、家族でお出かけしたりもしました。それでも、基礎固めの効果はのちのち効いてきて、夏に受けた過去問では散々だった結果も、暗記ものをしていくことで強みになっていきます。
4教科受験の時には特に暗記は必須です。暗記は直前期にやるという方もいますが、コツコツと繰り返しすることの大事さを実感した娘でした。
塾での勉強も
友達との交流も
部活も習い事も
家族との時間も
息抜きですら
全てに一生懸命だった娘の夏は、翌年の2月に大きな花を咲かせました。夏の天王山と言いますが、まだまだ先はあります。ここで、勉強だけで力尽きないように適度な息抜きは大事にしてほしいと思います。
この夏を勢いよく乗り切れますように。