【中学受験ブログ】志望校の決め方・選び方~中堅校~

こんにちは。中学受験をするお子様は自分の進学したい学校は明確でしょうか。ほとんどの方が小学校4年生から始まる受験勉強ですが、志望校がはっきりとしている子っていないんじゃないでしょうか。我が家は当然、決まっていませんでした。中学校のこともほとんど未知の世界。

そんなものかもしれません。中学受験をめざすご家庭のほとんどが最初は保護者の考えが大きいでしょうし、その保護者でも、「有名私立中学は聞いたことあるけど、うちの子には無理だろうし・・・でも、どこかに行けたら・・・いいかなぁ。」とそういう人も多いと思います。

わが家は、最終的に志望校が決まったのは6年生の12月です。(これはこれでかなり遅いですが・・・)

それでも、行きたい学校を受けることが出来た!という経験はとても素晴らしいものだったと思います。

結果的に、

早い段階で、志望校を決めすぎないで良かったと思います

一般的には早めに目標を立てた方がいいと言います。憧れの学校を見つけることで、頑張ろう!という力が沸き起こるということです。もちろんそれもありますよね。これも事実。

ですが、わが家は絶対子供を壊したくない、楽しかった!と思える受験にしたいと思っていたので、志望校の偏差値ではなくて色々な学校を見学して、制服や部活、カフェテリアがあるかないかなどワクワクしながらたくさんの学校を候補にすることにしました。

色々見ると、それぞれの学校の良いところが見つかるんです。合わなそうだなと思うところも見えてきます。学校は色々見ておくと、後で選択肢が増えていいですよ。

そんなわけで、中堅を目指す方に向けて志望校選び、我が家のやり方をまとめてみました。迷われている方の参考になれば嬉しいです。ちなみに、御三家等トップレベルの学校を目指すご家庭の参考にはならないと思います、ごめんなさい。(多分、そんな方はみてないかな)

志望校選びに必要なこと

家族で中学受験をするという意味や目標を立てる

まずは、家庭で中学受験をするということの意味や、目標を明確にしておく。友人たちの目標は次のような感じでした。

  • 大学付属の学校に行って、大学受験をしない!
  • 自由な校風な学校がいい
  • 御三家を目指して将来はお金持ちになって悠々自適な暮らしをする!

御三家目指す友人の話は面白いですが、大変そう。でも子どもも同じ気持ちで目指していましたので問題ないですね。

ちなみに我が家では、楽しむ中学受験にすること

絶対に精神的に壊さないことを大事にしていました。HSC気質の娘にとって、気を付けていたことです。

第一志望校をまず決める

え?いきなり?と思いますよね

これは、高い目標として1校だけは掲げて置くということです。上位校でもいいですし、難関校でも大丈夫です。

できれば、それぞれの塾で志望校別特訓があると思いますが、その中で学校を選ぶといいと思います。中堅校を目指していても、上位校の特訓を受けることで得られることがあります。そして、何よりも少し高い目標を立てていた方が確実に実力が上がっていくということです。

そういう意味でも最後まで残しておく志望校になります。第一志望校は、一番行きたい学校というよりは、一番高い目標!と捉えておくといいかもしれませんね。

偏差値50前後の学校をたくさん見る

ここからが中堅校を目指す方の、具体的な方法です。

そもそもわが子を天才だと思わないこと

え?後ろ向きですか?笑

学校選ぶときに、目標は大きく持つのは大事だと思います。そのための第一志望校も決めました。そして、自信を持たせてあげることも必要ですが、ついつい、我が子が塾のテストでいい点を取ってくると「うちの子いけるかもー!」と思ってしまうんです。(経験あり笑)

テストの点数や、クラス分けテストで一喜一憂してしまう親御さんの気持ちはよくわかります。そのたびに「あの憧れの学校いけるも!」と期待値爆上がり。分かりますが・・・そこは冷静に。

最終的に中堅あたりを目指す子の場合、もちろんトップ校に行かれる可能性もありますし、その逆もあります。だから、まず大事なことはいろんな学校の特徴をたくさん見ておくことだと思います。

後ろ向きと思われるかもしれませんが、我が家は5年生の終わりまで上位校はほとんど見ずに、中堅以下(偏差値50前後以下)をたくさん見ていました。

何故でしょうか。

これは、子どもにプレッシャーを与えないということと、中堅校以下の素敵な学校を見つけることが、ボリュームゾーンでの戦いに安心感を持たせるためです。

実際に足を運ぶ(学校見学)

検索して気になった学校には、足を運んで是非見にいってください。私の友人の話ですが「親がある程度絞り込んで、行かせたい学校のみ見せたほうがいい」と言っていましたが

わが家ではそれはしません

色々な学校をみて、あれ?ここは何だか嫌だなと思うところがあれば、子どもと話せばいいんじゃないかなと思います。

偏差値で選ぶと保護者がどうしても、すこしでも偏差値の高い方に行ってほしいと思ってしまうものです。ですが、実際に通うのは子供です。

子供が直感でも、ここがいい!!と思えたなら、素晴らしいことじゃないですか。そして、必要なことは保護者がその学校の理念や、校風、プログラム、進学率や、気になることをチェックしておくことです。

そして、たくさん見ていくことで、子どもも一つの学校に固執せずに「この学校のこれがいいな」「この学校はここがいいな」と色々と出てくれば、すばらしい。

のちに、親の調査の結果を照らし合わせて、子どもと話し合えばいいと思いますよ。

具体的に志望校を決めていく時期

塾に志望校を聞かれる

塾によっては、早めに志望校を教えてくださいと言われます。でも決まってないのに教えられない。ですが、塾にとって生徒の志望校を把握していく工程は必須なので、聞いてきます。

第一志望校は迷わずに上位校や特訓のある学校を伝えて、併願校としては未定と言うか、見学行った中で素敵だったな、と思うような学校を3,4校伝えて置けばいいと思います。

基礎を底上げすることに徹する

中堅校を目指す子は、とにかく基礎を底上げすること。これをしっかりやっておけば、中堅校の志望校はもっと具体的に選べるようになってきます。中堅校は偏差値の幅も広いですし、受験者の多いボリュームゾーンのため激戦になるのは間違いありません。基礎力の1点、2点がとても大事になってくるんです。

わが家では、基礎知識を4教科全てにおいて底上げしていきました。難しすぎる問題にはあまり時間をかけずに(授業でやるので一通りやりますが)、家では基礎問題の強化+応用問題少々

行きたい学校の過去問を解いて決める

最終的な受験はその学校の締め切りまで変更可能

これは、知っておいた方が良いと思いますが、結局のところ「受けたい!」と思ったら締め切りまでいくらでも志望校(受験校)を変えることが出来るということです。極端な話ですが、つまりそういうことです。

試験対策があるので、もちろん限度はありますが、色々学校を見ていたからこそ、この学校もここが良かったよね!とその時の学力や過去問題などの相性によって変更ができるということです。

学校見学、憧ればかりを優先して他の学校を知らないと、逃げ道がないんです。

行きたいと思う学校の過去問を解きはじめて決めていく

6年夏~秋ぐらいから、過去問のスケジュールを渡されると思います。中堅校を目指している場合、問題の傾向の違いはあっても、特殊な難問が出てくるというより、どれだけ基礎がしっかりしているか、そしてその応用力がどの程度あるのか、といった問題が多いと思います。

ここ行きたい!と思える学校の過去問をやってみて、最終的な志望校を決めてもいいと思います。塾にもよりますが、志望校の変更は変えて大丈夫です。塾は塾の都合であって受験をするのはわが子です。

わが家の塾は小規模の塾でしたので、色々と相談に乗ってもらい、志望校の変更に対応していただきました。(過去問のスケジュール変更など)

まとめ

行きたい学校をたくさんみつけておくこと

ボリュームゾーンを目指すにあたっての志望校選び。一番大事なのは行きたいと思う学校をたくさん見つけておくことです。

受験は何が起こるか分かりません。なので、何度も過去問で合格点を貰っていても、本番にはその問題の相性だったり、体調だったり、一緒に受ける受験生の実力だったりと、残念な結果になることもあります。

第一志望校の合格率は30%と言われている中学受験です。合格できない子の方が多いという事実を冷静に考えたら、色々な学校を見ておくということがとっても強みになります。

どの学校も行きたい!と思えるように学校見学や、情報を集めておくとスムースに志望校を決めていくことができます。また、受験本番。行きたい学校がたくさんあれば、突然、戦略を変えることも出来るわけです。

偏差値だけではなく、その学校の特色や理念、学生たちの雰囲気やその他、子ども自身が気になる項目を表にしていくことをお勧めします(娘はこの方法で6校ぐらいを常に表にしていました)

素敵な学校がみつかりますように。

それでは、また。

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