こんにちは、りみです。
私が49歳で初めて子宮体がん検診をしたお話しです。検査が怖くて重い腰が上がらないという方に読んでいただけたら嬉しいです。
不正出血と検査を受ける決心
閉経かなと思い始めて1年。実は気になっていたんです、不正出血。生理が終わった1週間後にまた生理。それでも検査の恐怖心の方が頭をよぎって、前向きスイッチが働き「これは生理の名残りだね、きっと」と避けて通っておりました。
怖くて怖くて・・・
実は不安でした。40代の終わりごろから体には不調が相次いでいるし、「不正出血 40代、50代」「不正出血 原因」なんて検索しようもんなら怖いことしかひっかからない。
ぎゃー
このまま放っておくのも怖いので、意を決して検査に行ってきました。その時のレポートです。
怖がりのため大げさに聞こえると思いますので、検査が怖くない方はスルーしてくださいね。
検査前に出ていた体の不調
なんか変だな・・・
40代後半になるころ、体に不調を感じるように。
- 生理周期が不規則になっていた
- それに伴い、関係のない時期におしるしのようなものが付いていたりした
- 下腹部痛を感じるようになっていた(右の卵巣あたりと想像)
- 透明のおりものが出ていた
- とにかくだるかった
- 関節が痛かった
これは、心配になります・・・
だけど婦人科に行きたくない理由(びびり編)
検査の怖い意見を見てしまった・・・
ネットで検索するじゃないですか。そうすると出るわ出るわ、怖い体験談・・・。
- 子宮体癌の検診は、気絶するほどの痛みだった
- 出産よりも痛かった
- 子宮(卵巣)の痛みが出ている時点でかなり悪化している
- 50代の不正出血は悪いものが多い
- 透明のおりものは子宮体癌の可能性大
っておーい!もう、恐怖でしかない
それでも検診をすると決めた理由(大げさ編)
だめだ、他の意見を聞かせて~
それでも前向きに(検査への勇気)を考えないと!と色々考えました。
- ネットで前向きな意見を探し始める
- 検索方法は「子宮体癌検診 意外と 痛み」など前向きワードを入れる
- 検査は怖いけど、受けないのはもっと怖いよね、と言い聞かせる
- 検査をせずにもやもやした時間を想像する
- 出産にも耐えたじゃないか、大丈夫
- 検査して悪いものだとしても見つけてもらえるならありがたい
- たとえ、痛い検査だとしても長く続くわけじゃない。ほんの数秒(覚悟しなさい)
と、こんな具合に自分を鼓舞していました
いよいよ婦人科での診断と検査
さて、意を決して近所のクリニックを予約して、行ってきました。実際の流れです。
まずは、問診。不正出血のこと、卵巣(と思う)付近が痛いこと、疲れやすいこと、腰も痛いことなど気になることをすべてお伝えしました。
先生は「じゃ、はっきりさせちゃいましょう!」と言い、すぐに細胞検査をすることになりました。
ここまでくれば、もうまな板の上の鯉です!みなぎる勇気!
診察台の上に乗り、まずはエコーで子宮内膜の厚みを診てもらうことに。「生理中じゃないとすると、厚いですね」という。その後、体部の細胞を採取することに。
いよいよきた・・・
「ごめんね、痛いよね。痛いんだよねぇ、ごめんねぇ」と先生が優しく声をかけてくださる。
やさしい・・・
体部の何か所かの細胞を採取するようで、時間にして1分半ほどだったと思います。ドキドキしていたので、長く感じたけど実際はそのぐらい。
そして、肝心の痛みは・・・というと。
確かに、引っ張られるような痛みがありました
その細胞を採取する4回ほどだったでしょうか。私は激痛ではなく、つんつんというような、引っ張られるような感覚でした。そのたびに息を吐くと同時に「ううー-」とそこそこの声をだしてやり過ごしました。手にはハンカチを握りしめ・・・。
ホントに声出しました!おおーーーーとか
ふぅーと息を吐くだけよりも何となく、痛みが軽減される気がして。
確か出産のときにも「ヒーヒーふぅー」って力抜いてって言われるけど、あの時にそんなのんきな声出していられなかった気がします。
のんき・・・
そして、その日は最後に血液検査をして終了となりました。「細胞を取ったので、しばらくは出血があると思います」ということでしたが、結果よりも検査をできたことが嬉しくて、すがすがしい気分で帰りました。
私、よく頑張った!
よく頑張ったご褒美に美味しいパン屋さんで、大好きなクロワッサンを買って足取り軽く帰りました。
結果
一週間後の結果
クラスⅡということで、内膜の核肥大した内膜線細胞が認められます、という結果となりました。悪性のものではないそうです。
ほっとしました・・・
先生のお話ですと、閉経だと思っていた生理が少し復活していたということで、きっとその内膜が残って厚かったのだと思うということです。
そして、今後も思い出したように生理がくることがあるそうです。つまり、結局は毎回「これは生理のなごりか?それとも不正出血か?」とドキドキしてしまうということになりそうです。
あらら・・・
今後の方針
先生には、女性ホルモンの投与を勧められました。
「検査結果で、女性ホルモンはまだちゃんと出ているけど、少なくなっていくのも時間の問題だから、その前にゆるやかにホルモンバランスを整えておくことをお勧めします。」とのことでした。
うーん・・・そうかぁ・・
少し悩みましたが、まだ自分の女性ホルモンが愛おしく、そして採血など、抜くのは得意ですが投与するのがなんとも苦手な私ですので今回ややんわりお断りしました。
その一年後に漢方にお世話になることになりましたが、そのきっかけを作ってもらえた検診になりました。
今回の検診を振り返って
検診は、精神衛生上とても大切なことだと思いました。あれから下腹部痛がしたときも「お、私のホルモンよ、頑張っているね」と少しねぎらいの気持ちすら生まれたりします。
それから、なによりも検診に向かうために怖がりの私に効果があったのは、「意外と痛くなかったよ、頑張れたよ」という前向きな体験談でした。
中には「痛みなんて人それぞれなんだから、安易に痛くないとか言わないでください」という方もいます。もちろんそれはそうなんですが・・・情報をえらぶのは自分自身です。「めちゃくちゃ痛かった」という痛みの感覚の人の情報を見て「よし!頑張ろう」と思えるならそれはそれで勇気ある方です。
自分に有効な情報をえらんで勇気をもってね
何よりも、検診することが目的ということを忘れないでほしいと思います。ちなみに私は、引っ張られるような痛みで耐えられないほどではなかったです。
また、イライラが止まらなくなったり、ほてりや汗がひどくなったりと、更年期障害の症状がひどくなったり、具合が悪くなったときは、その時に相談しに行こうと思います。
検診が怖くてどうしようかと、迷われている方の参考になればと思います